蓮花の壌
東洋算命学
ご相談例 (7)
Personal session example
子育て / 子供の受験 ◆鑑定例(お子様・女性)
その他 ご本人、旦那さまを鑑定
Q: 現在、高校2年生で大学受験を控えている娘なのですが、
親としてのサポートの仕方をアドバイス頂けたらと思っています。
A: お子様の受験は、親御さんにとっても大変なことですよね。
具体的にお子様のことで 何か気になっていることはあるのですか?
Q: はい。精神面を心配しています。娘は人前で英語スピーチをする度胸がある反面、
繊細な面もあり、本人曰く、人との関わりや新しい環境に馴染むのに神経を遣うらしく、
今は通信制の高校に行っています。
兄 (息子)も繊細な気質でしたが、今はその気質を活かして国公立大学で研究をしています。
娘も兄の生き方にならって まずは「高い処(大学)」を目指しているようですが
親から見ていても勉強に身が入っていないようで、「絵を描く、プラモデルを作る」など、
自分の好きなことに意識を向けてしまっています。
この状態で「高い処」を受験して、もし受からなかったとしたら、
結局 自分を追い詰めてしまうのではないかと。
A: それはご心配ですね。では早速、拝見していきましょうね。
まず、お嬢さまの特性から観みてみますと、人との関わりや学校など社会との関わり方に
何処となく “ ぎこちなさ ” があり、ストレスを感じやすい面があるようです。
さらに現在の運気を観ましても、仲間の中にあって “ 孤 ” を感じやすい時のようですね。
仲間や友達に対して「自分は皆と違う」という、特別な、少し冷めたような目で周りの友達を
感じているのかもしれません。
Q: そうですね。そんな気持ちを持っているかもしれません。
A: 同時に、周りの人達とは一味違う才能を発揮する可能性もあります。
ただ、方向性が定まらないうちにアレコレと手を出していては、
何もモノにならない “ 只の遊びの世界 ” に終わってしまいます。
しっかり道が定まってからであれば、自分の道に突き進んでもいいのですが、
まだお若いですし、いろいろな迷いもあることでしょう。
今は勉強に力を入れ、将来への道筋をしっかり創ることが大切かと思います。
今は、楽しい方、楽な方に流れてはいけません。
Q: やはり そうなんですね。
本人の好きなことを伸ばしてあげるのがいいのかも・・・とも迷っていました。
A: お気持ちよく分かります。それも大切なことですよね。
でも、今ではありません。お嬢さまの場合は、道が定まってからです。
そのためにも、いま重要なことは、
「親御さんの関わり方」・「お嬢さまご自身の取り組み方」の二つです。
Q: はい。そこはぜひ伺いたいです。
A: はい。では 一つ目の「親御さんの関わり方」についてですが、
お嬢さまが趣味や遊びの世界に流れないよう、できる限り厳しく接してあげることです。
Q: なるほど。私は厳しく言っているのですが、娘も「やりなさい」と言われることが
嫌いなようで・・・。
A: 分かります。それでも「本当に高い大学を目指したいなら、現実と向き合い戦わなければダメ」
「受験のライバル達の状況も分からないで、どうして受かるといえるの?」と、
しっかり現実と向き合えるように促してあげてください。
但し、促すだけです。親御さんも ねじり鉢巻きをつけて「まるで自分が受験するかのように」
一緒になって一生懸命にはならない・・・というのが大切なポイントです。
そこはクールにですね。
Q: わかりました。
では私は、今のように厳しく接していていいのですね。そして一緒にがんばらない。
A: はい。その通りです。お母さまは全く問題ありません。よく頑張っていらっしゃいますよね。
問題は、お父さまですね・・・。お父さまは、お嬢さまに とても甘いところがありませんか?
Q: はい。本当にその通りです。
私が厳しい分、夫が甘やかしてバランスが取れるので、まあいいのかな・・・
と思ってはいたのですが。
A: 甘やかすとは、具体的にはどのようなことを?
Q: 娘が、洋服や趣味の物を「アレ買って、コレ買って。」というと、すぐ買ってあげています。
とにかく「娘の言い成り」という感じで、私が厳しく言うと、娘もすぐ父親にベッタリして。
A: なるほど・・・・ただ「親御さんの関わり方」では、そこが最大のネックなんですね。
お父さまが甘くすればするほど
遊びの世界に気が流され、受験に対してのんびり構えてしまったり
我が儘になって、人の言葉にも耳をかさなくなってしまいます。結果マイナスですね。
まずは、お母さまとお父さまが、しっかり “ 意識合わせ ” をすることが大切です。
ご夫婦の関係を拝見しましたところ、
「言わなくても分かってくれるだろう」というツーカーで通じる ご関係ではなさそうです。
ちゃんと膝を突き合わせ、言葉に出してコンセンサスを取るよう心がけてくださいね。
今日はお嬢さまのご相談ですので、お嬢さまの件に話を戻しましょう・・・・
(合計90分)